2024年2月26日月曜日

無形資産は経営で重要

  知的財産は、無形の資産です。この点が有形の資産(例えば、工場設備、建物等々)と大きく違うところです。有形の資産は費用をかけると目に見える財産が残りますが、無形資産は可視化できる有体物ではありませんから、無形資産に投じた費用は無駄使いとされてしまう傾向があると思います。故に、経営においても過少評価されてきたのだろうと思います。しかし、無形資産が無くては企業活動を行うことはできないことを改めて認識する必要があります。無形資産は、特許などの産業財産、著作権などだけではなく、独自の顧客ネットワークやサプライチェーン、ノウハウなども含まれますので、経営において無形資産が必須な要素であることは自明と思います。いま、企業の経営において、自社の無形資産をきちんと評価し、自社事業がサスティナブルなビジネスモデルになるようにするために活用していくことが重要になってきていると思います。経営においては、レーダーチャートの一角に「無形資産」を置いて自社の強み弱みの分析し、ぜひ創造的な戦略を練っていただきたいと考えております。

 *先週末、箱根に雪が積もりました。



2024年1月22日月曜日

寒中お見舞い申し上げます

  年明けから早くも3週間が経過しました。正月の能登半島地震では大変な災害となり、心よりお見舞い申し上げます。神戸、東日本と続き、これから大きな災害がないことを切に願うしかありませんが、事務所でも防災グッズを強化している次第です。

 話は変わり、最近、町を歩いていますと、人員不足で休業や営業時間短縮などの表示を見かけるようになり、いよいよ人出不足も深刻であるように感じます。レストランに行くとロボットが配膳したり、立ち食いソバもロボットが作っていたりと・・。人口減少の影響がいよいよ顕著になる時代の転換期という感じがしております。東京はこれから続々と大型のオフィスビルが建設されるようですが大丈夫なのでしょうか・・。

 心配はさておき、本年もクライアントの皆様によい仕事がお返しできるように、所員一同頑張っていく所存です。本年もよろしくお願いいたします。




2023年12月21日木曜日

知財の仕事をしていると・・・

 知財の仕事は、期限に追われるためか、時が経つのが一層速く感じます。今年もあと一週間程度。今年は、紛争解決の仕事が多かった印象です。コロナ禍が明けて、ビジネスが動いてきたからでしょうか?久しぶりに、用事で東京駅丸の内側へ行ってきました。東京駅周辺は広々していてよいですし、東京駅のデザインはやはりなかなか良いものですね・・・。近代的な建物にか囲まれても凛とした美しいたたたずまいです。皆様良いお年をお迎えください。





2023年11月30日木曜日

中国の商標審査事情・・・

 本日、兼ねてから付き合いのある中国の大手特許事務所(特に、商標をお願いしている事務所)の方々と懇談をしました。その際、中国での商標審査では、公序良俗違反での拒絶が比較的多く、例えば「禅」という仏教用語が不用意に使われている商標は、同違反で拒絶になることがあるとか。また、「爆発」のごとき用語も含まれている場合も、同違反の可能性があるとか。中国特許庁は中国政府機関であることから考えると、商標の在り方も監視されているようで、納得でしょうか・・・。ちなみに、日本では、公序良俗違反(商標法第4条1項7号)は、あまり見かけません。





2023年11月9日木曜日

技術スタッフが弁理士試験に最終合格いたしました!

 本日は、弁理士試験の最終合格者の発表日です。当所の技術スタッフが無事合格いたしました。当所に入所して4年。弁理士業務のサポートに貢献してきてくれました。研修終了後に弁理士登録予定です(来年、春ごろ)。本人も他のスタッフもホッとしているところです。ちなみに、最終合格者数は188名で、一時期の大量合格時代がうそのように、だいぶ絞られてきているようです。ある意味、その分、価値ある資格と言えるかもしれません。弁理士になっても勉強を怠らず、頑張ってもらいたいと思っています。

 話は変わりますが、先週、信州蓼科へ、大学の後輩と会うために行って参りました。今年の夏は猛暑であったため、紅葉は1週間ほど遅れている様子でしたが、写真のように、色あざやかな紅葉を堪能できました。



2023年9月25日月曜日

弁理士二次試験発表日

 本日は、弁理士二次試験の発表日です。当所女性スタッフが合格しました。受験期間が長かったので、喜びも一ひとしおではないかと思います。思えば、私も今から25年前に合格しましたが、特許庁に発表を見に行き、自分の名前を見つけたとき(昔は受験番号と名前が掲示されました)は、嬉しいというより、安心した気持ちの方が強かったでしょうか?脱サラしての挑戦だったこともあったからだと思いますが。今年の二次試験合格者は175名程度だったようで、一時に比べかなり減ってきていますので、より価値ある合格ではないかと思います。



2023年7月25日火曜日

企業からの研修生をお迎えしました

 約二週間にわたり、とある企業様から研修生(知財部スタッフの方)を受け入れております。明細書を実際に作成していただくという研修内容ですが、その他にも、セミナーなども行います。ご入社3年目の方ですが、研修時期としては、実務を経験し、いろいろ悩みなども生じてきている頃だと思いますから、とても良いタイミングではないかと思います。なお、お迎えした研修生の方は、大学の後輩でした・・・。これからも頑張っていただきたいと思います。